猛暑や外食需要の増加により、米不足が懸念されている今日このごろ。日本人にとって欠かせないお米の供給が滞ることは、大きな問題です。お米を育てるには、様々な工程が必要で、その中には田んぼの管理も含まれます。そんな中、予期しない事態が起こることもあります。
もぐらの穴!?
田んぼに水が溜まらず、漏れてしまう事態が発生。田植えが終わった後、応急処置しかできていなかったベースファームの田んぼを詳しく確認したところ、もぐらが作ったと思われる穴が2つ見つかりました。穴を塞ぐために土嚢を作り始めたところ、偶然にも近くで野焼きをしていた水利組合の組合長さんと出会いました。
田んぼの土手修復の極意を伝授
土手に空いた穴はひどく、水がどんどん漏れていたため、組合長さんに穴の塞ぎ方を相談しました。現場を確認してもらい、私たちの考えた方法を伝えたところ、それでは十分ではないとのこと。そこで、具体的な修復方法を教えていただきました。
「一段目は、田んぼの土の高さと同じに」 「陽射しで土嚢が劣化するから、表面には土を被せる」
など、非常に実践的なアドバイスをいただきました。
みんなで力を合わせて
9月の残暑が厳しい中、メンバーさん3人と約80体の土嚢を作りました。重労働ではありましたが、みんな一生懸命に取り組みました。土手に穴を掘り、作った土嚢を積み上げて修復完了! 組合長さんの教え通りにできたかな? いえ、きっとできたと思います!
今回は偶然にも組合長さんにお会いし、田んぼの土手の修復方法を教えていただきました。今後も地域の先輩方から知恵を学び、私たちも少しずつ成長していけたらと思います。また、このハプニングをメンバーさんたちと力をあわせて超えたことで、皆で得た充実感は最高でした!知恵と技術をしっかり承継してもらい、地域で農福連携を推進していきます!