メンタルヘルスを育む土壌づくり〜ひふみよベース大崎の取り組み

今年も、残りわずかとなりました。2024年はどんな年でしたか?最近は、冬場にメンタル不調に陥る方も多いと聞きます。心穏やかに、新年を迎えたいものです。

2ヶ月に1回のメンタルヘルスプログラム

ひふみよベースファーム大崎では、メンタルヘルスのプログラムを2023年2月より実施しています。2ヶ月に1回、土曜日のお昼のワーク活動の時間を利用して、WRAP(Wellness Recovery Action Plan:元気回復行動プラン)を中心に、おしゃべり会、IPS(Intentional Peer Support:意図的なピアサポート)のミニワークショップを行っています。

ファシリテーター(案内役)は、鹿児島市内で「多様性、幸せ、元気」をキーワードとした理念のもと、WRAPを主にメンタルヘルス向上の為の学びの場やワクワクする企画・運営をしている任意団体「HOP STEP WRAPかごっま」様に依頼し、継続しています。

IPSのミニワークショップの様子を少しご紹介

毎回、同じ方が来るわけではないので、やや緊張気味のメンバーさん。少し早くファシリテーターの方々が着いたので、事業所の様子を見ていると、自然に案内してくれるメンバーさんが出来てました。そのメンバーさんが語っている様子を見て、他のメンバーさんも徐々に緊張がほぐれてきました。

ファシリテーターの自己紹介の後は、参加者のチェックインの時間。特に当てられることはないので、準備が出来た方から『今日呼ばれたい名前』と『年末までにしておきたいこと』を話していきます。1年を振り返りながら、積み残したことをメモにして、いくつも紹介してくれる方もいました。

チェックインの時間

安心の為の合意(参加する皆さんが安心してこの場にいられるように、みんなで話し合います)を考えてから、本題に入っていきます。

IPSに触れることが初めての方ばかりだったので、『IPSとは』『意図的とは』『いいコミュニケーションは』等、スライドを見ながら学びました。いつも何気なくしている『話す』『聴く』ということを改めて学ぶと、なるほど〜と思いました。

はじめての方は少し緊張しますが、徐々に慣れていきます。

聴き手である時、わたしたちは、彼らのバージョンのストーリーを聴いていて、それは可能性のほんの一部。その方がこのように『見たり』『考えたり』『理解する』ようになったのかはどうしてなのか考えながら聴くことが大切なのを知りました。

また、2人1組で風船を返し合うワークでは、身体を使ってコミュニケーションの手前にあるものを感じました。みんな童心に帰って風船を返している様子を見て、なんか温かい気持ちになってきました。

グループワークの様子

『今まで出会ってきた中で、コミュニケーションが上手だと思った人』をテーマに、2人1組で『話す+聴くワーク』も行い、チェックアウトでは、感想などをシェアし、2時間のミニワークショップは終了しました。

メンタルヘルスを学ぶ土壌づくり

IPSのミニワークショップは、ファシリテーターからの提案で、今回初めて開催しました。人との関係性で悩んでいるメンバーもいるので、いい機会になったと思います。今までほとんど喋ったことのないメンバー同士が話す場面もあり、日常の中でもメンバー同士で会話をし、サポートし合う関係になってくれば良いなと思いました。

次回は、2月にWRAPのミニワークショップを行う予定です。継続して開催することで、メンタルヘルスについて自らが学ぶ土壌が事業所内でも出来てくると良いなと思います。参加者は一般の方も受付しております。気になる方は、ひふみよベースファーム大崎までお気軽にご連絡ください!

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