ひふみよベースファーム大崎と宮園集落と竹林と。

2022年9月から大崎町宮園集落で始まった「竹福商連携による竹の資源化モデル」。元大崎町地域おこし研究員:田中力さん(大崎町政策研究員 / 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 研究員 / 株式会社明電舎 価値共創ラボ)の思いから始まったこの活動に、最初から「ひふみよベースファーム大崎」も関わってきました。この度、「竹福商連携による竹の資源化モデルの構築と実践」が、ノウフクアワード2024の優秀賞に選ばれました。

ノウフクアワード2024「優秀賞」表彰状授与式

先日、大崎町永吉の宮園集落で行われた表彰状授与式には、関係者や各メディア等、多くの方に来ていただきました。表彰状を受け取ったのは、竹林整備を一番楽しみにしているひふみよベースファーム大崎のメンバーさん。集落の方々と話すこと、得意なナタでの作業が思い切りできること、休憩中のお茶請けが美味しいこと。毎週木曜日が待ち遠しいようです。

大崎町長から表彰状を頂きました。皆さんの笑顔が最高!

ノウフクアワード2024「優秀賞」はもちろん嬉しいことではありますが、それ以上にこんなにたくさんの方々が携わっていて、人も集落も元気になってきていることが何より嬉しく思います。

楽しみなお茶うけ

ひふみよベースファーム大崎と宮園集落

宮園集落の方々は、とても柔らかいという印象があります。「おいちゃんはね〜、一緒にひふみよのみんなと竹林作業をすると学ぶことがいっぱいあるんよ」これは、宮園集落に住む大先輩から懇親会の時にいただいた言葉です。
「みんな一生懸命するしね〜、やっぱり刺激になる。おいちゃんも頑張らんなって思う。いつも火の番をしてくれる人いるでしょ。あの人は何かすごいなあ〜って思うんよ、おいちゃんは」等、メンバーさん一人ひとりのいいところを見ていてくれて、それを伝えてくれます。

竹を燃やす。この竹炭作りから始まりました。

この活動は、何かにつまずき、地域での役割を失っていたメンバーさんたちが、生き生きと活動できる居場所を提供してくれています。宮園集落の方々のおかげで、メンバーたちは地域での役割を取り戻しているように私には見えます。

ひふみよメンバーと宮園集落

ひふみよベースファーム大崎と竹林の可能性

宮園集落での竹林整備も、活動をはじめて2年半になります。昔は重宝がられていた竹も、プラスチックなど便利な素材が増えてからやっかいものになりました。竹炭、竹パウダー、メンマ、竹細工…。竹は、手間はかかるけれど万能で、生活のありとあらゆるところで活躍できるポテンシャルを持っています。ひふみよベースファームのメンバーさんも、病気や環境、ちょっとつまずきから理想の自分からかけ離れてしまったかもしれません。でも、安心できる居場所で柔らかい方々と接する中で、一人ひとりが持っている力を発揮できそうな予感があります。

色々なことに安心して取り組める場所

ひふみよベースファーム大崎と宮園集落と竹林。交わる中で無限の可能性が広がっていきそうです。

南日本新聞デジタル:https://373news.com/news/local/detail/208855/#google_vignette
朝日新聞:https://www.asahi.com/articles/ASS1C6WV1RDVTLTB005.html
南九州新聞:https://weboosumi.com/article.php?id=7927978117

大崎町プレスリリース:https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/ns_rinmusuisan/noufukuaword2024.html
農林水産省プレスリリース:https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kouryu/241121.html
慶應義塾大学SFC研究所:https://www.kri.sfc.keio.ac.jp/ja/news/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%99%A2%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%A7%91%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%93%A1%E3%81%AE%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%8A%9B%E3%81%95%E3%82%93/

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