艱苦奮闘!東風(こち)の香『詰め茶』にチャレンジ!一般就労で役立つ経験がたっぷり!

私たちひふみよベースファーム大崎は、普段のワーク活動として食品製造に関する作業を行っています!現在、メインとなっている活動は自社で製造した「桑抹茶」を袋に封入する活動です。その桑抹茶の他に製造の片翼を担わせていただいているのが、株式会社東八重製茶様の商品となります。

株式会社東八重製茶様は、鹿児島県志布志市有明町伊崎田に構える昭和55年に開業した伝統ある会社です。約1年半前から製造のお手伝いをさせていただいております。主な茶葉は煎茶・紅茶・烏龍茶・粉茶・べにふうき緑茶・べにふうきほうじ茶、と様々です。加えて、依頼も粉末・ティーパック・茶葉と多種多様である為、商品ラインナップも色々なバリエーションがあります。その中でも特に工夫が必要なのが『詰め茶』なのです。

詰め茶について

詰め茶のご依頼は、東八重製茶さんが催事に出店される際などに不定期で届きます。去年は年初から秋にかけて5回、今年は現在までに春から夏にかけて3回と時期も様々なのです。

お手伝いさせて頂いている「詰め茶」

詰め茶を作る手順は次の通りです。

  1. .袋の底をしっかり開く。
  2. 押しながら茶葉を半分くらいまで入れる。
  3. 乾燥剤を入れて、再び押しながら茶葉を入れる(255.5g)。
  4. 茶葉がチャックを噛まないようにしながら閉める。

以上の4つの工程で進めていきます。

そこにドーンと立ちはだかった壁

詰め茶を最初にスタッフやメンバーさんと取り組んだ時は、製造可能な全員を総動員して進めましたが、活動を進める中で様々な問題が浮上してきました。

  • 茶葉を押す適切な道具が無い。
  • 茶葉の押し具合が足りずに、茶葉を噛んでチャックが閉まらない。
  • 封入の途中で乾燥剤の入れ忘れが判明すると、それまでに封入していた袋の茶葉を乾燥剤が確認できるまで戻して乾燥剤忘れチェックが必要、という二度手間が発生する。
  • 茶葉の封入に使用していたスコップに茶葉が大量に付着する上に入れにくい。
  • 茶葉の封入に適した道具が見つからない。
  • 力のない人がチャックを閉めようとしてもなかなか閉まらない。
  • 袋の底を広げる為に適した道具がない。

次から次へと課題が浮上し、作業はなかなか思うように進みませんでした。これぞ、壁です!

壁は高ければ高い方がいい

壁を越えるために、製造をメインに入ってもらっているメンバーさんとスタッフで話し合いをしたり、活動を進める中での試行錯誤を繰り返し行いました!

これまでに試してきた道具たち

  • 茶葉を押す道具 ⇒ シンデレラフィットするマッシャーを見つける
  • 封入に使用する道具 ⇒ 何種類も試し、ベストスコップに出会う
  • 零れる茶葉 ⇒ 茶葉をボウルに移さずに、茶葉が入っている袋のまま封入する
  • チャックが閉まらない ⇒ 役割分担

などと1つ1つの問題を着実に解決していった結果、詰め茶に使用する道具は、普段の桑抹茶の製造で使用している2倍となりました!気がつくと、最初の頃は4,5人で終日取り組んで20kg完了させていたのが、いつの間にか2人で終日取り組んで20kg完了できるようになったのです。

試行錯誤から生まれた作業セットたち

超えられない壁はありませんね!壁は高ければ高いほど、経験値を積むことができます!

役立つ経験値を積むために

この記事を書いている現在も詰め茶のワーク作業に取り組んでいます。みんなで力と知恵を出し合って頑張っています。今日もこれからも、どのようにすれば詰め茶がもっと効率良くスピーディーに進められるのか。それを考えながら取り組んでいく予定です。実際に就労で次のステップに進む際に役立つ良い経験となるはず。このような様々な取組みを行っているひふみよベースファーム大崎に興味のある方は、いつでも連絡・相談お待ちしてます!

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