苦戦したからこそ、新米が最高においしい!

こんにちは!ひふみよベースファーム大崎です。私たちは、メンバーさんと一緒に田んぼの管理も行っています。今年も、たくさん苦戦しながらも、なんとかおいしい新米を収穫することができました!皆さん、「早期米」ってご存知ですか? 通常よりも早く田植えを行い、お盆前後、8月頃に稲刈り・出荷されるお米のことです。ここ、大崎町は早期米の栽培が盛んな地域。お米の価格が高騰している中、無事に収穫できたことは、メンバーさんにとっても大きな喜びとなりました。

今回は、用水路の修復から稲刈りまで、今年の米作りを振り返ります。

壊れた用水路、経験とチームワークで乗り越える

米作りにとって、水は命。ところが、用水路のパイプ管が壊れているのを発見しました。水を入れる大事な場所なので、一歩間違えれば田んぼ全体に影響が出かねません。

セメントでパイプ固定に励むメンバーさん

経験豊富なメンバーさんとスタッフが中心となり、パイプ管の設置作業に取り掛かります。セメントでしっかりと固定し、土嚢(どのう)を積み上げてさらに補強。最後に土をかぶせて完成です。簡単そうに見えて、水を入れる場所だからこその慎重さが求められる作業。2か所のパイプ管を無事に取り付け、まずは一安心です。

完璧な仕上がりです!

畔の草刈り、見事な連携プレー

4月に田植えを終え、パパイヤの苗植えや桑畑の管理に追われているうちに、あっという間に6月。 「まだ大丈夫だろう」と思っていた田んぼの畔(あぜ)は、草がボーボーに茂っていました。

畔の草を放置すると、虫が増えて周りの田んぼに迷惑をかけてしまいます。急いでメンバーさんとスタッフが草刈り機を持って除草に向かいました。長くなった分、刈るのにパワーと時間がかかります。

人vsヒエ、稲刈り直前の大激闘

しかし、日頃から一緒に作業しているメンバー同士。草を刈る人と、落ちた草を拾い集める人。特別な声かけをしなくても、お互いの動きを察知して作業を進める、まさに「阿吽(あうん)の呼吸」で、きれいにすることができました。

6月には気にならなかった雑草が、7月末には稲穂と同じくらいの高さにまで成長していました。その正体は、稲作の宿敵「ヒエ(ノビエ)」です。

ヒエはイネによく似ていて、若いうちは見分けるのがとても難しい雑草。一度増えてしまうと、稲の成長を妨げる厄介者です。8月1日から、メンバーさんとスタッフみんなで、ヒエ刈りを開始しました。

鎌やノコギリ鎌を使って、稲を傷つけないように慎重に刈り取っていきます。ヒエが稲に絡まり、稲穂が倒れてしまっている場所もあり、一つひとつの状況を考えながら、根気強く作業を進めました。

ひたすらヒエ刈り!

猛暑の中での作業は体力勝負。熱中症にならないよう、1日のヒエ刈りはやめて半日だけにするなど、無理のない範囲で取り組みました。大量のヒエに、誰もが苦戦しましたが、みんなで力を合わせ、なんとか稲刈りを迎えることができたのです。

最高の新米、生産者だけの特権

苦労して育てた分、ご褒美もありました。無事に稲刈りを終えた新米を出荷価格で購入できるという特権です。一般的に5kgで4,000円台のお米が、なんと1俵(30kg)出荷価格で手に入ります。これは生産者だからこその強みですね!

新米「なつほのか」

大変な作業を協力して乗り越えたからこそ、収穫の喜びはひとしおでした。ひふみよベースファーム大崎では、農業の楽しさや大変さを共有しながら、様々な活動に取り組んでいます。興味のある方は、いつでもお気軽にご連絡ください!

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