特別支援学校より在宅就労と通所を交えた実習

毎日暑い日が続きますね!鹿児島県内の特別支援学校は、7月前半まで産業現場等における前期の実習期間となっていました。実習に参加された生徒さん方、大変おつかれさまでした。もしかすると緊張もあったのではないかと思います。いかがでしたか?

ひふみよベース®️(就労支援B型事業所)でも、期間中は各特別支援学校より前期実習の受入れを行い、多くの生徒さんとお会いする機会がございました。本日は、6月にひふみよベース天文館へ前期実習にお越しいただいた際の、通所と在宅就労を交えての実習の様子についてご紹介します。

生徒さんご本人、先生方によるスムーズな事前のご準備

昨年度も在宅就労にて実習の受け入れを行った生徒さんもいらっしゃったこともあり、今年の実習前の事前ご相談や在宅就労においてのご準備など、生徒さんご本人・進路指導・担任の先生方もとてもスムーズにご対応いただき実習がスタートしました。

実習専用のグループチャット

今回は、お持ちのipadを使用しての実習です。ちなみにこれまでは、PCをお持ちの方はご自身のPCを使用していただくこともありましたが、お持ちでない方は事業所から貸し出しも可能です!

音をかんたんに、正確に可視化する便利なアプリを使用して

通所での実習時は、シンプルで立ち上げやすく、聴覚障害のある方の日常をサポートする機能が充実した文字起こしアプリを利用して、生徒さんとスタッフとコミュニケーションを図りました。サッとアプリを立ち上げることができ、会話もリアルタイムに精度高く拾ってくれる高性能さに驚きです!

アプリで会話をしながら操作方法をレクチャー

聴覚障害をお持ちの方にとっての日常のコミュニケーションは、会話で取り残されてしまったり、音情報の取得が難しいことがあります。最新のアプリとテクノロジーが、彼女たちのコミュニケーションを向上させ、社会とのつながりを強化し、生活の質を高めるものになっています。

梅雨真っ只中でしたが、通所時は雨の影響も受けず安心しました。ひふみよベース天文館の事業所はビルの2Fにございますが、エレベーターもあり、入り口・事業所内もフラットですので車椅子の実習生や現在利用されているメンバーさんも通所でご利用いただいています。

チャットでのやりとりや、ビデオ通話にて

在宅での実習時は、主にテキストでのコミュニケーションを行いながら、ビデオ通話でも対面し操作方法などをお伝えしました。

スタッフのPCを画面共有し背景設定のレクチャー中

チャットグループには、生徒さんはもちろん、在宅での自習のご様子がわかるよう進路指導・担任の先生方にもご参加いただきました。実習日誌は、従来は紙で記載していくものでしたが、近年の様々なリモートツールの普及により、ひふみよベース天文館開所以降、在宅就労での実習日誌は、データを共有しリアルタイムで三者で書き込みが行えるようにしたり、リモートにて三者でデータのやりとりを行うなどデータをメインとしてコミュニケーションを図っています。(もちろん従来通り紙でもOKです!)

実習を通じて

平成真っ只中に女子高生だった他在宅メンバーからは、「今はリモートがあるので、私たちの時代よりも実習や授業の選択肢があり、参加しやすく便利ですね」との声もありました。まだ今のように様々なICTのサービス・デバイスやツールが普及していなかった時代の高校生からすると、確かにそうですよね(しみじみ)。

今回の実習では、はじめは慣れなかったチャット操作も反復し覚えていかれたり、不明点については自ら質問をしながら、初めて触れるツールもたくさんあり緊張もあったかと思いますが、体調にあわせてしっかりと期間中実習に取り組んでいただきました!

お話をする中で様々な興味分野もお持ちでしたので、パソコン操作に限らず、ひふみよベース®️が取り組む手作業でのものづくり分野もぜひ体験いただきたい!と卒業後を勝手に妄想するのでした。

ひふみよベース®️へ前期実習にお越しいただいた各特別支援学校の皆様、ありがとうございました!事業所説明会や各種イベント・講話・後期実習などにてまた再開させていただく予定もありますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!



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