ひふみよベース天文館で、各メンバーさんが協力してできた新たなオリジナルグッズが誕生しました！その名も「クラビ箋（クラビせん）」と「クラビ葉書（クラビはがき）」です。
このクラフトビールをモチーフにした便箋やポストカードは、消しゴムはんこを活用した手作りの温かみが魅力です。また、通所メンバーや在宅メンバーにて、それぞれ得意なことを活かしながらものづくりに取り組み生まれた新しいアイテムとなっています。
今回は、グッズの制作秘話や、メンバー同士の協力でどのようにアイテムが生まれたのかをご紹介します。デザインの試行錯誤や消しゴムはんこ作りの細かい作業、手作業で一つひとつ仕上げるポチ袋の制作など、手間とこだわりが詰まった工程もぜひお伝えしたいと思います。
鮮やかなデザインが魅力のクラビ箋
「クラビ箋」は、鹿児島×クラフトビールをテーマにしたデザインの便箋とポチ袋のセット。
ポチ袋、便箋は各5種類のデザイン展開
ひふみよベース紫原のメンバーが手がけたイラスト・アートを活用したものや、今回新たにひふみよベース天文館メンバーで鹿児島土産としても描きおろしたデザインも加わっています。
「鹿児島×クラフトビール」で下絵から作成
アナログ原画からデジタルの下絵へ
下絵をもとに、集中し一つひとつ丁寧に消しゴムはんこを彫り進め仕上げました。中にはとっても細かいデザインも！また、ポチ袋も在宅メンバーさんで一つひとつ手作りなんです！
文字デザインと細かい彫りテクニック！
手刷りで温かみのあるデザインは、贈り物やギフトに添える一筆箋としてもぴったり。
飾るもよし、贈るもよし。クラビ葉書
「クラビ葉書」も、鹿児島×クラフトビールを描いたポストカード。5種類あるデザインは、1枚ずつでもセットでもご購入できます。
切手部分もハンコで表現
黒のコントラストと鮮やかなグラデーションが美しい、ひふみよブリューイングの外観とそこに訪れる常連さんをモチーフにした作品も！
ボトルビールを購入に来るお客様も細部まで
クラビ箋同様に、西郷さんなど観光地・鹿児島ならではのデザインも含まれ、県外の方へのお土産にもぴったりです。
インクや力加減で変わる！消しゴムはんこの奥深さ
消しゴムはんこ作りは、彫る作業に注目されがちですが、実は「押し方」も仕上がりを左右する大事なポイントです。インクのつけ方や力加減によって、くっきりとした仕上がりになったり、はんこらしい味のある風合いになったりします。
各色の考案中
今回のクラビシリーズは、均等に押すために、ハンコを紙の上にそっと置いて指の腹で全体に均一な力をかけてみたり、逆にハンコに紙を添えてみたり、他メンバーでも綺麗に押せるように置くべき場所・押すべき場所に色付きのマークをつけるなどし目で見て分かりやすいガイドを作成したりと、完成までに様々な工夫を行いました。
ガイドに沿って板付きのハンコ押し
消しゴムはんこには様々な楽しみ方があるのも魅力。インクの量や色を調整し、濃淡をつける楽しみ方もありますが、複数の色を重ねたり多色押しでグラデーションやカラフルな表現を楽しむ方法や、組み合わせて模様やストーリーを作ったり、インクパッドを使い分けて、一つのはんこに異なる色をつけるなど、試行錯誤し今回の完成に至りました。
イベント出展での反響
特別支援学校でのイベント出展の際には、「かわいい！」という声が多く聞かれ、特に女性のお客さまに好評でした。中でも文具は関心を集め、手に取る方が多く、使いやすさやデザインの魅力が伝わっているようでした。
また、鹿児島の観光という視点からも、地域の特色を活かしたデザインはお土産としての可能性が感じられました！ひふみよベースのメンバーさんが手がけた作品が、さまざまな人に親しまれた貴重な機会となりました。
全5種入り「クラビ箋」
メンバーの連携で生まれた特別なアイテムが続々と
ひふみよベースの各事業所では、メンバー同士が協力しながら、多くの”ひふみよ”らしい「たのしい・おいしい・かわいい」が生まれています。イラストやアートを描く方、そのモチーフを貼る方・掘る方・押す方など、商品パッケージひとつをとっても、多くのメンバーさんの手作業が欠かせません。
また、スパイスカレーや美味しいクラフトビールには欠かせない原材料の仕込みに携わる方々は、計量や野菜のカットなど様々な工程を担当し、風味豊かな一皿・一滴を生み出しています。さらに、課外活動としてクラフトビールのボトリングや麦芽の乾燥作業などに取り組む方もおり、それぞれの手仕事が、ひふみよならではの魅力につながっています。
これからも、多くの手から生まれる温かみや個性を大切にしながら、ものづくりの楽しさを広げていきたいと思います。
