2024年5月21日(水)〜23日(金)までの3日間、甲南中学校3年生の生徒さん2名が、ちゃぶや咖喱堂に職場体験に来てくださいました!この3日間でたくさんの“はじめて”にチャレンジしてくれたおふたり。その様子を、少しずつ振り返ってみたいと思います。
1日目:ドキドキのスタートと笑顔の「楽しかった」
初日は、やはり緊張した様子でスタート。
まずは店舗や仕事内容についてご案内し、実際の現場の流れを知ってもらいました。
お仕事のはじまりは、朝の清掃から。

朝イチの準備をしっかりと
お客様を迎えるための大切な準備として、テーブルの拭き上げや床のチェックなどを丁寧に行ってもらいました。
その後は、食品加工部門「6labs」へ。ここでは実際に通所されているメンバーさんと一緒に、玉ねぎの皮むきやお米のチェックを体験。
はじめは戸惑いながらも、ひとつひとつの工程を大切にこなしてくれました。
この日はなんと、ご家族や先生が来店してくださるというサプライズも!おふたりには、実際にご提供するスパイスカレーの盛り付けにも挑戦してもらい、「お客さまに届ける」というリアルな緊張感とやりがいを体感できた一日になりました。
最後には「楽しかったです!」とキラキラの笑顔で伝えてくれて、スタッフもとても嬉しくなりました◎
2・3日目:できることが増える喜びと、少しの自信
2日目・3日目は、初日の経験を活かしながら、さらにステップアップしていく時間になりました。
朝の清掃では、自ら「掃除から始めます!」と声を出し、率先して行動してくれる姿が。
動きにも無駄がなくなり、どんどん「働く人」らしい表情に変わっていくのが伝わってきました。
この日は、カレーに使う人参の下ごしらえにもチャレンジ。

ケガをしないように慎重に
ピーラーで皮をむいたあとは、スライサーで薄くスライス。そして包丁を使った千切りにも挑戦していただきました!
包丁を持つのが初めてで少し不安そうな様子もありましたが、「どうすれば細く切れるかな?」と自分で工夫しながら、真剣に取り組んでくれました。
そんな姿に、スタッフも思わず応援の気持ちがこみ上げてきました。
ほかにも、盛り付けや昼食の配膳、洗い物など、現場のさまざまな仕事に関わっていただきました。
通所メンバーさんと自然に会話しながら働く様子に、「伝える」「受けとる」というやりとりの温かさがにじんでいて、とても印象的でした。
この3日間が、未来につながるきっかけになりますように
あっという間の3日間でしたが、その中でおふたりは確実に成長されていました。
ただ“見学する”だけではなく、実際に手を動かし、責任を持って取り組む中で、「働くこと」や「自分ができること」について深く考える時間になったのではないかと思います。

未来につながりますように!
職場体験の数日後、生徒さんからお手紙が届きました。
その中には、「自分の可能性が広がって、自信にもなりました」との言葉が書かれていて、スタッフ一同とても嬉しく、感動しました。
この体験が、これからの進路や自分自身を見つめ直すきっかけになっていたら、本当にうれしく思います。
そしていつかまた、「ちゃぶや咖喱堂」に遊びに来てくれる日を、心から楽しみにしています。
3日間、本当にありがとうございました!